丁度1年前くらいの話。
自分にとっては初めての大型大会だった。
負けるつもりで行くことはないけども、まさかファイナリストになるとは思っていなかった。
Steam版が出てから始めたというのもあり、RAGE vol.3組に比べて明らかに腕で劣っていたし。
デッキ選択
ファミ通CUPの環境はリノドロシーが明確に強く、最初はそれを握ろうと考えていた。
しかし、強いデッキを握ればミラーを多く踏む。その場合、練度が低い自分の方が負ける可能性が高いと思いその選択は避けることに。
結果、エイラが嫌い(今は嫌いじゃない)という理由で使用していた超越を予選に持ち込むことにした。
超越は有利不利が極端で、有利な相手には最低限回せるだけで勝てる。
ということは練度が低くても当たり運だけで勝てる可能性があるということであり、
自分にとってはそこに賭ける方がまだチャンスがあるかなと判断した。
相方は方向性が似ているセラフを選択。ただ当時はBO3戦略みたいなものは自分にはない。
セラフがかなりドロシーに勝ててたから選択した。
セラフが2枚しか入っていなかったり、カウント進めるカードが5枚しか入っていなかったり、アミュレットが大量に入っていたりとセラフ割る気がないリスト。
クレイグに意味が薄い、リノ相手には1コスしか返せない(当時はミニゴブナーフ前でリノにも1コスフォロワーが入っていた)などの理由で虹の輝きがあまり採用されていなかったため、2コスアミュレットを強気に積めた。
神域の守護者はカウントが長く序盤に置いておくと後半守護が欲しいタイミングに割れ、セラフを置く隙を作れるため採用した。
エンシェントレオスピリットは使いたいのが5PPの時だけなので不採用。デッキ公開制だと入れたいけど、そうでないなら誤魔化せるかなと。
基本、ドロシーには相手の息切れプラン、リノにはセラフプランを狙っていく。
超越はとにかく速さ重視。有利な相手には何しても勝てるのでリノドロシー相手にワンチャン狙えるようにした。
ファイナリストになった要因
1.リノドロシーにそこまで当たらなかった
確かプレイオフ含めた12回戦中5回がリノドロシーで、これはおそらく平均よりは少ない。
リノドロシーに対しては3勝2敗の成績だから、この組み合わせをもっと踏んでればそれで終わり。
同じくファイナリストになった、リノドロシーの組み合わせでないがっきーさん、Gumolさんにあたったのは運がよかったとしか言えない。
(おそらく後半はリノドロシー比率がかなり高まっていたと思われる)
2.逆にそれ以外には2タテがほぼ成立する
上記の組み合わせ以外はドロシー+ドロシーメタ(ドラゴンとかエイラとか)、のように超越セラフで2タテできるデッキを含むパターンばかりなので実力勝負をする必要がない。
3.序盤の成績のよさ
ファミ通CUPの方式がスイスドロー上位8人のみプレイオフかつday1成績引継ぎだったため、
たまたま序盤を好成績で抜けたのが最後まで響いた。
今みたいに9-2以上でプレイオフトーナメントとかやらされたら無理。
4.全体の人数が少ない
今は数千人規模なのにあの時は1000人以下だった。
いろいろと運に恵まれたなと改めて思う。7超ミスったりしたしね…。