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電験一種 R1年 法規 問4

次の文章は,水力供給力に関する記述である。文中の(0)に当てはまる最も適切なものを解答群の中から選べ。

a 水力発電所は,その発電方式により,(1),調整池式,貯水池式及び揚水式に区分される。(1)発電所及び調整池式発電所の供給電力量は,平水年可能発電電力量と(2)の積から所内消費電力量を差し引いたものになる。また,ある時点又はある期間の(3)と平水年可能発電電力量の比は出水率と称されている。

b 水力発電所の出力は,取水量により変わるため,次のような分類がある。

(4):(1)発電所にあっては,1年を通じて355日以上発生できる出力とし,貯水池式発電所にあっては,原則として1年を通じて365日発生できる出力をいう。

(5):1年を通じて355日以上,毎日ピーク負荷時の一定時間(原則として4時間以上)連続して発生できる出力をいう。

(イ) 定格出力 (ロ) 補給ピーク出力 (ハ) ダム式
(ニ)(2) 利用率 (ホ)(1) 流込式 (ヘ) 停止率
(ト) 河川式 (チ)(3) 可能発電電力量 (リ) 補給出力
(ヌ) 余剰率 (ル) いっ水電力量 (ヲ)(5) 常時せん頭(ピーク)出力
(ワ) 予備出力 (カ)(4) 常時出力 (ヨ) 供給電力量

出典:令和元年度第一種電気主任技術者法規科目A問題問4

解説

知識がなくとももっともらしい単語を選べば割と正解になる問題かと思います。

法規の問題は分からなければ素直に一番それっぽい単語を選ぶのが吉な気がします。一次試験は足切りだからなのか引っ掛けは少ないです。

1.流込式です。流込式は河川に流れる水をそのまま発電に使用する方式です。

2.供給電力量=平水年可能発電電力量×利用率-所内消費電力量

3.出水率=可能発電電力量/平水年可能発電電力量

4.常時出力。定義は問題の通りです。

5.常時せん頭(ピーク)出力。定義は問題の通りです。

  • (1)ホ 流込式
  • (2)ニ 利用率
  • (3)チ 可能発電電力量
  • (4)カ 常時出力
  • (5)ヲ 常時せん頭(ピーク)出力