電力系統に故障が発生すると,保護リレーからの指令により該当する遮断器を開放し,故障点を切り離す。
遮断器が故障電流を遮断する場合,(1) エネルギーが極小となる (2) で遮断が行われる。
遮断する電流や遮断後に遮断器の極間にかかる電圧は,電力系統や故障点によって異なるため,これらを踏まえた遮断性能を有する必要がある。特に厳しい遮断責務が要求されるのは,以下のケースである。
・遮断器の設置箇所近傍で故障が発生した場合の遮断で,大きな故障電流を遮断した際に過渡的な高い電圧が発生する (3) 遮断
・遮断器から数キロメートル離れた架空送電線で故障が発生した場合の遮断で,遮断器と故障点の間の進行波の往復反射により高い急峻な電圧が発生する (4) 遮断
・無負荷充電送電線,ケーブル線路,コンデンサバンクなどの容量性負荷が接続されている回路を遮断する場合,再点弧を生じると異常電圧が発生する (5) 遮断